限界徒然草〜でっかんオタクの狂詩曲〜

限界徒然草〜でっかんオタクの狂詩曲〜

オタクが徒然なるままに日々の出来事をそこはかとなく書き付けるブログです

銭湯に行きました。

こんにちは。今回の内容は日記です。

 

この前、雨が降った日。外は寒く自転車で移動していた僕はとても冷え込んでしまいました。

8月なので薄着だったことも重なってもうブルブル。そんな時僕は天啓を得ます。

 

「そうだ銭湯、行こう。」

 

本当なんでこの発想に至ったのか分かりません。銭湯1人で行ったことなんてないです。

でも、なぜか無性に行きたくなった。

というわけで、僕はバイト前にひとっ風呂浴びにいくことにしました。

どこの銭湯に行くかなんて決めてなかったので(なんなら銭湯がどこにあるかも知らない)、

自転車で白石(札幌の地名)辺りをぶらぶらと自転車で回ってテキトーに探しました。

寒い寒い、早く湯気立つあったかいお湯に入りたい…!と願いながら探していたそんな時、、、

 

♨︎

 

ありました。ポツンと小さい看板。普段なら気付くこともないかもしれない、すこし寂れた雰囲気のする看板に。

地味ながらも、不思議な魅力のあるマーク。

冷え切った私を、あっためてくれる希望のマーク。間違いなく、人生で一番♨︎マークに心が湧き上がりました。

ギアを上げ、人通りの少ない道を飛ばします。

そして、やってきた小さな銭湯。

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どこかノスタルジーな雰囲気のある風情に僕の期待は高まります。

そんな時、僕の心に一抹の不安が。

そう、僕は銭湯に来るのは初めてだし、もちろんタオルなど持ってきていません。

でも、ここまで来て怖気づいてなんていられない。

意を決して中に入りました。

靴を脱いで下駄箱にしまい、いざ番台さんのもとへ...!

 

いきなり話は変わりますが、実は僕はずっと銭湯に憧れがありました。

その理由はアニメ「たまこまーけっと」です。

舞台はとある商店街で、餅屋の娘たまこを主人公とした京アニお得意の日常モノ人情ドラマみたいな感じの作品です。この作品では主人公のたまこや妹は家ではなく銭湯でお風呂を済ませることが多いんですよね。

ご近所同士和気あいあいと裸の付き合いをする、そういう現代では廃れてしまった文化を描いていました。登場人物の男の子が風呂上がりのちょっと色っぽいたまこにドギマギする甘酸っぱい描写など、銭湯を庶民的な日々の生活の場として上手く描写していて僕はとても好きでした。

オタクはたまこま見てくれ。本当にあの作品好き。

 

閑話休題

 

話は戻りますが、そんなわけで銭湯に強いあこがれを抱いていたので番台さんに話しかけるのもすごいワクワクしていました。

どういうシステムなのか全然わからないので恥ずかしながらも僕は番台さんに訊きました。タオルはどうすればいいとか諸々。すると、隣にいたおばあさんも一緒になって丁寧に教えてくれました。タオルは確保できましたし、石鹸まで貸してくれて、色々優しくしてくれてとても温かかったです。

おばあさんに銭湯は初めてかい?と訊かれたのではいと答えると

「銭湯はいいよ、いのに1人で来るなんて珍しいね。ゆっくりしていきなさい。」

と言ってくれました。あったかい。

こういうのっていいよね...!

のれんをくぐり早速中へ。中には脱衣スペースや体重計、洗面台に扇風機、そして古くさいカレンダー。まさに銭湯といった雰囲気でわくわく。

おっさんの横を通り過ぎいざ風呂へ!

...その前にまずは体を洗って身を清めてから。

 

そしてついに入浴...といったところで事件が起きます。まずはここでしょと主浴槽に足をちょっとお湯につけると…

 

いやあっっっっっっっっっつい!!!!

銭湯なめてた。結構熱い湯に耐性があるほうだと思ってたんですけどマジで熱い。

やせ我慢して無理やり浸かろうとしたけど茹でっかんになりそうだったのでギブアップ。

隣のジェットバスに逃げました。そっちは少し温度が低かったのでなんとかお湯に浸かります。

 

あ~~~~~~~沁みる~~~~~~~!!!!

あったかい~~~!

 

めっちゃきもちい。冷えていた体が芯から蘇っていく。凍りついていた僕の心が溶かされる。

 

参りました。思わず唸りました。

グゴァァ…って瀕死のモンスターみたいな声出ました。

 

その後は他の色んなお風呂入ったりサウナで汗を流したり主浴槽にリベンジしたり……

大変満喫させてもらいました。

 

僕以外にもちょこちょこ人がいましたがみんな確かに幸せそうな顔でしたね。

 

そして十分すぎるほどあったまって、のぼせる前に上がりました。こっから夢見心地で記憶がぼやっとしてます。

10円玉で動くドライヤー(初めて見た)で髪を乾かし、番台さんに挨拶して外に出ました。

 

涼しい___

ぽつぽつ降る冷たい雨と吹き付ける湿った風が僕の体にひんやりとしみ込み、

熱く火照った体を冷ましていきます。

 

このままずっと涼しさに体を委ねていたいという感情と、

せっかくぽかぽか温まった体の熱を奪われたくないという相反した感情がせめぎ合いました。

 

これも風呂上がりの一つの楽しみなのかなと感傷に浸りながら、風呂上がりのスイーツを近くのコンビニで飲み物と一緒に買い、近くの公園へ。

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持ってきた弁当と一緒に、プチピクニックを楽しみました。風呂上がりのコーラは染み渡る…!

 

そして満ち足りた気分でそのままバイトへ。

その日のバイトがどれだけ捗ったかは言うまでもありません。

 

本当に気持ちよかった…

たった440円と30分くらいでここまで幸せになれるとは思いませんでした。

 

ふとしたきっかけで行った銭湯。

令和に時代は流れても、変わることのない古き良き日本文化。

ずーっと昔から人々はこの湯に浸かり生きてきたんだなぁと歴史を感じました。

 

きっとどの町にもある銭湯。

♨︎

このマークをどこかで見つけたら、ちょっと一風呂、入っていきませんか。

 

心も体もあったまって、またがんばる。

僕も、バイト辛くなったらまた自転車を走らせ、何処かにある銭湯でほっと一息ついてこようと思います。

そこにしかないまた違う銭湯と人々の歴史を感じ、日常に戻る。

そんな楽しみ方もあるかもしれません。

 

長くなりましたがここらで今日の日記終わりにします。

おつかれカツカレー♨︎